要約アウトプット【 サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 三戸政和】

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい

著者:三戸政和
出版日2018年4月19日
ジャンル:ファイナンス

 

 

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サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門 (講談社+α新書)

 

社長は2種類いる
会社という箱を持っている
オーナー社長なのか
それとも雇われ社長かだ

サラリーマン社長は
役員報酬を受け取るだけで
精一杯だが
オーナー社長は役員報酬だけでなく
保有株式の配当も
受け取ることができる
だから著者は会社を
買うことを進めている

平均寿命は伸び続け
今後は100歳まで生きることが
珍しくなくなる時代が来る
60~65歳で定年したとして
引退後に約40年生きることになる
それなりの生活レベルを維持するためには
年金に加えて夫婦で月々20万円
つまり約1億円近くの費用がいる

会社を買い
オーナーになるということは
老後の生活を安定させる意味でも
名っとが大きい

 

資本家になるためには
会社を買うほかに
起業するという方法もある
しかし起業はあまりに難しい
ベンチャーキャピタル業界に
千三つという言葉がある
1,000社のベンチャーへの
投資を検討するとして
当時が実行され
上場できるのは3社しかない
つまり大きな成功を収められるのは
全体の0.3%しかないのだ


飲食業の経験がないのに
会社をやめた後に
飲食店を経営したいという人がいる
これは絶対にやめておくべきだ
飲食業は基本的には勝てないビジネスモデルだ
リッチの制定、資金繰り、店舗作り
商品企画、仕入れ、原価管理、
製造管理、使用、人事管理、
マーケティングなど飲食店経営には
経営学のあらゆる要素が詰まっている

店舗は固定されていて動かせない
食中毒などのリスクも多いのに
利益率は低い
素人が安易にはじめて
成功できるビジネスではない


日本では製造業で言えば
起業して10年後に残っている会社は
たったの23%だ
これほどまでのリスクを取って
起業するよりも
過酷な10年を生き残った23%の企業を
買うほうが良い選択だと思う
サラリーマンの知識と経験を活かせる
中小企業を見つけて
個人でM&Aをして経営を引き継ぐのだ

10年存在した企業は
数々の問題を乗り越えてきている
あらゆるリスクをクリアし
すでに安定飛行の状態に
達していると言えるはずだ
すでに一定の経営資産をもち
経験が積んだ社員がいる会社を買って
それを土台に経営をする
そうすればゼロから
企業するより断然楽だ


多くのサラリーマンには
経営が安定した会社での
ビジネス経験しか無いはずだ
しかしそれは
経営するにあたってメリットになる

経営が安定した企業に
長く勤めていれば
多くの成功例と失敗の例を
見てきているだろう
さらにマネジメントの経験があるのならば
組織マネジメントは大ベテランだ
実務経験はもちろんのこと
大企業のサラリーマンは所属企業で
高度なOJTを受けてきている
これが企業経営において
大きなアドバンテージになる

企業の中で15~30人ほどのチームを
率いていたのならばそのチームが
会社になったと思えばいい
チームであっても
経営計画を立て、
予算を執行し、
売上を伸ばしてと、
まるで会社のように運営してきたはずだ

中小企業を買う大きなメリットは
自分の専門性を活かして
すでに経営が成り立っている会社を
設備や顧客、従業員、
仕入先などをそのままに
引き継ぐことができる点だ
企業の一番の課題は
事業を継続することだ
きちんと利益が出ていれば
ひとまずは現状一で構わない
そう考えれば大企業での
マネジメント経験がある人には
そう難しくはないだろう
経営に慣れて流れを把握できたら
非効率的な部分を変えていけばいい
中小企業には非効率が多いものだ
大企業でやってきた
ふつうのコトを
実行するだけで
業績が大きく改善する可能性が高い


会社を買うことは
資産形成という観点からも魅力的だ
会社を買えば2種類の
老後の収入を得ることになる

1つ目は役員報酬
10年間1,000万円のや役員報酬を受け取れば
総額1億円になる手取りで7,000万ほどになる
会社の業績が上がれば役員報酬も増やせるし
経費も自分の裁量で使うことができる
さらに配偶者に経理や庶務の仕事をしてもらい
給料を支払えば税務メリットが増す

2つ目は会社の売却代金だ
経営改善をし

会社の利益率を上げることができれば
買ったときよりも
高値で会社を売却できる


売りに出る会社は価値のない会社ではないか
そう思うかたもいるだろう
けしてそんなことはない
東京商工リサーチの調査によると
中小企業の半数以上が
黒字廃業しているという

中小企業では親族が跡を継がなかった場合
従業員が後継者になるのは難しい
中小企業の従業員の多くは
大企業の社員のような
経営能力がないからだ
いくら職人として腕が良くても
経営全般を任せることはできない

こうした企業を相応の金額で買ってくれ
事業を引き継いてくれる買い手は
渡りに船の存在だ


優良企業が売りに出されるとしても
サラリーマンの自分には
手が出ない金額だろう
そう思う人もいるだろう
しかし、知識があり
積極的に情報収集していれば
数百万でも有料企業を買うことができる

黒字廃業が多い現在の状況は
買い手だ
もちろ売りて側は
高い金額で売りたいだろうが
高齢の社長にはあまり時間が残されていない
割安であっても
買ってくれる人がいるだけで御の字なのだ


会社を買うにしても
一般会社員には
売り案件情報は
ほとんど入ってこないだろう
実は売り案件情報は
インターネット上で
入手することができる
M&A案件と検索してみよう
そこで表示された仲介会社などのサイトを
訪問すれば一覧が掲載されている
会社名は伏せれられているが
業種業態、チョキッ菌売上高、
従業員数、譲渡スキーム、
譲渡理由、会社の特徴や強み
などといった項目が記載されている
樹油分検討材料になる


会社を買う前に
その会社が抱えている問題を
すべてあぶり出しておかなければならない
帳簿の書かれていない負債や
回収見込みのない売掛金がないか
従業員との関係は良好かなど
確認が必要だ

そのために一定期間
その企業で役員として働くのが良い
2年後の買収を前提に
取締役になるという契約を交わし
専務取締役として入社する
その際、会社の利益水準と連動した
買収金額を決めておくことが重要だ

突然外部の人間が入ってくれば
従業員の警戒心も高まるのは当然だ
しかし現社長から改革の理由を
説明してもらえば
従業員の気持ちも収まるはずだ
従業員からの信頼が得れれば
社長の引き継ぎもスムーズになる
これでM&Aにおいて
もっとも難しいとされる
PM(統合作業)は
ほぼ終わったことになる

 

 

 

 

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門 (講談社+α新書)

 

 

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