要約アウトプット【 Peachのやりくり 井上慎一】

「おもろい」働き方で社員も会社も急上昇する Peachのやりくり

著者:井上慎一
出版日2019年6月27日
ジャンル:リーダーシップ・マネジメント

 

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「おもろい」働き方で社員も会社も急上昇する Peachのやりくり

 

やってみたら
おもろいんちゃう?
ピーチではこの感覚を
ベースに何かを
企画していくという

成功モデルの有無や
トレンドかどうかは二の次だ

なぜおもろいを
大切にするのか
それはそこから
新しい価値が生まれるから
そしてこのおもろさを
追求する姿勢は
雰囲気となって
周囲へ伝わるからだ
航空会社のサービスは
無形のもの
だからこそ雰囲気を作り
顧客に感じてもらうことが大切だ


必要なものを用意する時
外部に発注するのが普通だろう

だがピーチでは
まず自分たちで
用意するほうが
効率的ではないか
外注先は本当に自分たちより
プロフェッショナルか
などを良く検討する
その結果自分たちで
やってしまうことも多い

前野氏は
自分たちでやることの
おもろさを
次のように語っている

発注した自分たちの
気は休まるかもしれない
でもなにか問題が起きたら
結局責任をとるのは
自分たちだ
そう考えると
自分たちで
開発も設置もするほうが
課題が生じたら
自分たちでリカバリ
することができる
自分たちでやるほうが
結局は安心だし
コストもかからない
現場のことにも詳しくなる

必要なものは
外注するという
常識を捨ててみると
自分たちでやることの
メリットが
いろいろと見えてくる


ピーチでは自前の
コンピューターサーバーを
まったく保有せず
100%クラウド化している
これは同じ1つの目的を
果たそうとする時は
1つの手段に絞る
という考え方によるものだ

同じ目的を
果たすための手段が
2つ3つとある場合
日々の管理や
メンテナンス方法も
複数存在することになる
それぞれを
習得・管理するのに
手間がかかり結果的に
効率が悪くなる

手段をいくつか
持っておくことで
リスクを分散できるという
考え方もある
新しいもの
の信頼性を確かめるために
まずは部分的に導入するという
考えもある

だがこれは信頼に足りると
判断できる技術や手段は
導入を踏襲するべきではない

あなたの会社が踏襲している間に
ライバル会社は新しい技術を駆使して
効率化を高めていくだろう


サービス業は顧客の
ターゲティングが重要だ
ターゲットの定め方には
2つの方法がある

他社がすでに抱えている
顧客に対して
自社のサービスを売り込み
顧客を奪う方法
そして潜在顧客を見つけて
自分たちのサービスを
受けてもらうという方法だ
切り崩しではなく
掘り起こしだ

ピーチの例で行くと
もともとあった
フルサービスの
航空会社の
主なターゲットは
ビジネスパーソン
一般の旅行客だった

ピーチが掘り起こしたのは
女性や若者という潜在顧客だ
潜在顧客を獲得すれば
利用客の分母が増え
市場そのものが拡大する


仕事は厳しく
おもろくの心でやってほしい
これは著者がことあるごとに
社員に伝えている言葉だ

厳しくとはその業務当たるのは
他の誰でもなく
自分であるという気持ち
おもろくとは楽しみながら
仕事にあたるということだ
ピーチでは自分の仕事に
対する自覚を持ってもらうために
この仕事は自分で
やるしかないという
状況を作り出している


仕事のやり方や仕組みは
可能な限りシンプルにする

仕事のシンプルさは
その仕事をする人の
心理的ハードルを下げてくれる
仕組みが複雑だと
自分にはできないという
苦手意識から
一部の人しか使わなくなる
可能性がある

またシンプルであれ
ば素早い対応ができる
そしてイノベーションスパイラルを
生むこと
シンプルさの追求が
イノベーティブなサービスや
働き方を生み出し続ける


著者は毎年入学式で
新入社員に次のようなメッセージを伝える

ピーチという会社は
自分のバリューを高めるための場です
会社のために働くなんて思わないでください
自分のために働いてください
ピーチを積極的に活用してください
それでもし、ヘッドハントが着て他社から高い給料で
引き抜かれたとしたらそれは私の本望です
ただしまたピーチに戻りたいと
思ってくれるように
私もこの会社のバリューを上げていきます

これを聞いた新入社員は
そろって唖然とするが
自分のためにはたらいて
仕事におもしろさを
感じてほしいというのが著者の本心だ

 

 

 

「おもろい」働き方で社員も会社も急上昇する Peachのやりくり

 

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