要約アウトプット【 僕は君たちに武器を配りたい  瀧本哲史】

僕は君たちに武器を配りたい

著者:瀧本哲史
出版日2011年9月21日
ジャンル:スキルアップ・キャリア

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僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版 (講談社文庫)

 

日本では勉強すれば
必ず幸せになれるという考えが
未だにメディアを通じて
流布されている
しかし現実として
努力と収入は
必ずしも比例しない

 

特に重要なのは
コモディティにならないこと
コモディティとは
スペックが明確に
定義できないことを指す
市場に出回っている
商品が個性を失い
消費者から個性が
感じられない状態のことだ

 

たとえどんなに
優れていても
同じ商品を売る人が
複数いれば
その商品は
コモディティになってしまう
それは商品だけでなく
人材の評価も同じだ

 

過去の人材のマーケットは
資格などの客観的に
見える指標が重視されてきた
しかしその見える数字が
同じであれば企業は
より安く雇えるほうを選ぶ
資格や点数で自分を
差別化しようとすることは
コモディティ化された
人材になることを指し
最終的には安いことが売り
という人材になってしまう

 

こうしたコモディティ現状は
世界のあらゆる産業で見られる
その激流からは
現代さh会に行きている限り
誰にもできない
だからこそ
きぎょうとしても個人としても
コモディティにならないことが
重要になる

 

コモディティ化しないためには
スペシャリティになるしかない
スペシャリティはコモディティ
対局に位置していて
他の人には代えられない
唯一の人物
他のものでは代替することができない
唯一物を意味する

 

 

スペシャリティになるためには
これまでの枠組みの中で
努力するのではなく
資本主義におけるルールを
理解した上で
なにがコモディティ
スペシャリティを分けるのか
しっかりと理解することだ
その理解がなければ
どれだけハイスペックな
ものやサービスを提供しても
コモディティに留まってしまう


かつて日本のものづくりが
世界市場を席巻した
しかし時代は変わった
世界との技術差は僅かになり
内需の拡大も
限界を迎えている
日本という国そのものの
信用が休息に失われてつつある今
くにがどうにかしてくれるだろう
という考えは捨てるべきだ

個人レベルでビジネスモデルを変える
または新たなビジネスモデルを
作り出すことに
挑戦しなければ生き残れない


資本主義社会において
コモディティ化せずに
主体的に稼ぐ人間になるためには
6つのタイプのいずれかになることだ

1,トレーダー
商品を遠くに運んで売ることができる

2,エキスパート
自分の専門性を高めて高いスキルによって仕事をする

3,マーケター
商品に付加価値をつけて市場に合わせて売ることができる

4,イノベーター
まったく新しい仕組みをイノベーションできる

5,リーダー
じぶんが起業家となりみんなをマネージしてリーダーとして行動する

6,インベスター
とうしかとして市場に参加している

ただしこのなかでもトレーダーと
エキスパートは今後
生き残っていくのは
難しくなると考えられる

トレーダーは
他人や会社から与えられた商品を
販売している営業職などを指す
インターネットの普及により
人々の購買行動は劇的に変化した
個々人の営業力頼みの商売は
もはや時代遅れになっている
広告代理店や旅行代理店など
いわゆる「代理」業務を
行っている会社は
ビジネスモデルの構造転換を迫られる

エキスパートは
一つのジャンル似特化した専門家だ
いまや「石炭から石油」レベルの
激変が毎日のように産業界で起きている
これまで積み上げてきたすきるや知識が
あという間に過去のものになるということだ
社会のニーズが変われば
その知識の必要性自体が消滅してしまう

 

よってこれから生き残れる
ビジネスパーソンのタイプは
・マーケター
・イノベーター
・リーダー
・インベスター
の4種類だ

マーケターとは
顧客の需要を
満たすことができる人だ
重要なのは顧客自体を
新たに再定義することだ
人々の新しいライフスタイルや
新たに生まれてきた
文化的な潮流を見つけることだ

イノベーターの
イノベーションという言葉は
日本だとよく技術革新と訳されるが
新結合という表現のほうが本質を捉えている
他の業界や国で行われている良例を
TTP(徹底的にパクる)すればいい
また何かを聞いたらその逆を考えてみる
そうしたことがイノベーションを生み出す上で
非常に効果的な方法だ

リーダーとは
人から支持されるような
人物というのは誤りであり
むすろ人間を敵と味方に区別して
敵を徹底的に叩き潰すタイプが
実は現代の世界では多い

インベスターのイメージは
日本ではあまり良くない
それは日本人が
資本主義を誤解してることが要因だ
それは投資と投機の区別がつかないから
投機は短期的なリターンを求め
一攫千金を狙う賭け事
投資は長期的リターンを求める
うまくいけば全員がプラスになる
これからは投資家的な発想を
学ぶことが必須になる
なぜなら資本主義社会では
究極的には投資家になるか
投資家に雇わるかどちらかの道を
選ばならないからだ

 

 

 

僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版 (講談社文庫)

 

 

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