YOUTUBEで簿記3級独学⑪ 決算整理仕訳3/3 しーくりくりしー


簿記3級独学応援っ!⑪決算整理仕訳3/3 しーくりくりしーの意味がメッチャわかるっ!

 

商品売上原価の算定

(三分法の決算の整理)

 

1.商品売買で得た利益を求める

商品売買での収益・・売上高   2,000

商品売買での費用・・売上原価   -800

商品売買で得た利益・売上総利益   1,200

2,その他の取引出えた利益を求める

その他の収益 受取利息     200

       受取配当金    100

その他の費用 給料        -200

       旅費交通費     -200

       など

 

*三分法の場合は売上原価がわかりずらい

仕入は当期に仕入れた分なので

当期に売れた分とはかぎらない

 

結論「しーくりくりしー」

(借方)仕入(貸方)繰越商品 *期首商品

(借方)繰越商品(貸方)仕入 *期末商品

       当期純利益   1,200

 

例:

当期末商品棚卸高200万

前期末商品棚卸高100万

(借方)仕入1,000,000(貸方)繰越商品1,000,000

(借方)繰越商品2,000,000(貸方)仕入2,000,000

 

売上原価:売れた商品の仕入

商品1個の仕入値100万円・売値120万円

当期に3つ仕入れて当期中に3つ売れた場合

売上原価は300万

当期に4つ仕入れて当期中に3つ売れた場合

売上原価は300万

この場合当期販売で300万

期末棚卸高で100万

 

前期に1個今期に4つ仕入れて

当期中に3つ売れた場合

売上原価は300万

期末棚卸高200万

 

期首1個+当期仕入4個-期末2個

 

=当期販売3個

 

仕入

当期仕入4個 400万 期末2個 200万 

期首1個 100万   これで当期販売は300万

 

利益の会計処理

利益を算出する決算整理仕訳

➡一番最後の決算仕訳

 

①すべての収益の勘定科目残高を

 損益勘定に振り分ける

②全ての費用の勘定科目残高を

 損益勘定に振り分ける

損益勘定の残高が当期純利益

 

利益は純資産になる

(繰越利益剰余金)

 

 

【今回の練習問題をやってみましょう!】
(期末日はすべて3月31日とします)

Q1:三分法の決算整理仕訳「しーくりくりしー」は、なぜ必要?

仕入=売上原価ではないため

費用は仕入れて売れて初めて費用となるため

 

Q2:期首商品在庫金額は200万円、期末商品在庫金額は300万円であった。三分法の決算整理仕訳は?

(借方)仕入2,000,000(貸方)繰越商品2,000,000

(借方)繰越商品3,000,000(貸方)仕入3,000,000

 

Q3:決算になった時点で、当期の収益は「売上490」「受取家賃10」のみ、当期の費用は「仕入200」「給料30」「水道光熱費10」のみであった。
「繰越利益剰余金」はいくら増減する?
なお期首商品棚卸高は50、期末商品棚卸高は30である。(単位:円)

(借方)仕入50(貸方)繰越商品50

(借方)繰越商品30(貸方)繰越商品30

当期の仕入200 期末30

期首50    

 

(借方)売上490(貸方)損益500

(借方)受取家賃10

 

(借方)損益260 (貸方)仕入220 

        (貸方)給与30

        (貸方)水道光熱費10

 

(借方)損益260(貸方)損益500

(借方)損益240(貸方)繰越利益余剰金240