YOUTUBEで簿記3級独学⑩ 決算整理仕訳2/3 貸倒引当金 減価償却費
簿記3級独学応援っ!⑩決算整理仕訳2/3 『減価償却と貸倒引当金の仕訳がメッチャわかるっ!』✅減価償却✅貸倒引当金(貸倒)
固定資産
➡長期間使用する資産
(土地、建物、備品、機械装置など)
経費処理する(消耗品費など)
➡費用が大きくなる
固定資産にする
➡減価償却で費用にしていく
固定資産の減価償却
✗1年4月1日、50万円のパソコンを現金で購入した
(借方)備品500,000(貸方)現金500,000
*帳簿上の価値を簿価という
5年使用したとしたら、5年後の価値は0円と見積もった
✗2年3月31日が終了し決算になった
(借方)減価償却費100,000(貸方)備品減価償却累計額100,000
*減価償却累計額はマイナスの資産
✗3年3月31日が終了し決算になった
(借方)減価償却費100,000(貸方)備品減価償却累計額100,000
*何年で価値がなくなるか〈耐用年数〉
*耐用年数後の価値価格〈残存価格〉
✗1年4月1日、50万円のパソコンを現金で購入した
(借方)備品500,000(貸方)現金500,000
5年使用したとしたら、5年後の価値は5万円円と見積もった
✗2年3月31日が終了し決算になった
(借方)減価償却費90,000(貸方)備品減価償却累計額90,000
✗3年3月31日が終了し決算になった
(借方)減価償却費90,000(貸方)備品減価償却累計額90,000
✗1年4月1日、130万円の建物を掛けで購入した
(借方)建物1,300,000(貸方)未払金1,300,000
耐用年数10年、残存価格10万円
✗2年3月31日が終了し決算になった
(借方)減価償却費120,000(貸方)建物減価償却累計額120,000
✗3年3月31日が終了し決算になった
(借方)減価償却費120,000(貸方)建物減価償却累計額120,000
✗3年4月1日、上記建物を110万円で売却した(掛け)
(借方)建物減価償却累計額240,000(貸方)建物1,300,000
(借方)未収入金1,100,000(借方)固定資産売却益40,000
貸倒引当金の設定
・貸したお金は必ず戻ってくる?➡NO!
・ツケ代金は必ず回収できる?➡NO!
*それを貸倒という
3%くらいは貸倒れると予測
➡これを決算において仕訳する
貸倒引当金の設定という決算整理仕訳
貸倒の処理
✗2年2月12日、A社に2,000円の商品を掛け販売した
(借方)売掛金2,000(貸方)売上2,000
(借方)借倒損失2,000(貸方)売掛金2,000
*貸倒損失は費用
貸倒引当金の設定
✗2年3月31日(期末日)が終了し、初めての決算で売掛金の残高は100万円である
このうち3%は回収できないと見積もられた
(借方)貸倒引当金繰入3,000(貸方)貸倒引当金30,000
*貸倒引当金繰入は費用
*まだ貸倒れてないので売掛金ではなく引当金となる(資産のマイナス)
期末時点の債権(売掛金、未収入金、貸付金など)を
今のうちに費用にして、今のうちにに資産を減額する
✗3年3月31日(期末日)が終了し、初めての決算で売掛金の残高は200万円である
このうち3%は回収できないと見積もられた
なお貸倒引当金の残高は5万円である
(借方)貸倒引当金繰入10,000(貸方)貸倒引当金10,000
*用意している場合は差額を計上する
✗3年3月31日(期末日)が終了し、初めての決算で売掛金の残高は100万円である
このうち3%は回収できないと見積もられた
なお貸倒引当金の残高は5万円である
(借方)貸倒引当金繰入30,000(貸方)貸倒引当金30,000
✗2年4月10日、得意先A社が倒産しA社に対する売掛金が
回収不能となった。なおA社に対する売掛金は5,000円であり
上記100万円に含まれている。
✗2年3月31日(期末日)が終了し、初めての決算で売掛金の残高は100万円である
このうち3%は回収できないと見積もられた
なお貸倒引当金の残高は5万円である
(借方)貸倒引当金繰入30,000(貸方)貸倒引当金30,000
✗2年4月10日、得意先A社が倒産しA社に対する売掛金が
回収不能となった。なおA社に対する売掛金は8,000円であり
うち3,000円は昨日販売した分、5,000円は上記100万円に含まれている。
(借方)貸倒損失5,000
*貸倒が発生した時に前期末に繰上計上しているかどうか
計上してれば引当金、当期であれば損失
✗2年3月31日(期末日)が終了し、初めての決算で売掛金の残高は100万円である
このうち3%は回収できないと見積もられた
なお貸倒引当金の残高は5万円である
(借方)貸倒引当金繰入30,000(貸方)貸倒引当金30,000
✗2年4月10日、得意先A社が倒産しA社に対する売掛金が
上記100万円に含まれている。
(借方)貸倒損失20,000
✗3年3月31日(期末日)が終了し、決算となった
このときの売掛金の残高は200万円である
このうち3%は回収できないと見積もられていた
なお貸倒引当金の残高は5万円である
(借方)貸倒引当金繰入10,000(貸方)貸倒引当金10,000
✗3年3月31日(期末日)が終了し、決算となった
このときの売掛金の残高は200万円である
このうち3%は回収できないと見積もられていた
なお貸倒引当金の残高は8万円である
(借方)貸倒引当金20,000(貸方)貸倒引当金戻入20,000
*貸倒金引当金戻入は収益
貸倒した債権が後日回収できたら
✗2年3月1日、A社に500円の商品を掛け販売した
(借方)売掛金500(貸方)売上500
✗2年3月10日、上記A社が倒産した
(借方)貸倒損失500(貸方)売掛金500
✗2年3月20日、A社から500円現金で回収した
(借方)現金500(貸方)貸倒損失500
✗2年3月1日、A社に500円の商品を掛け販売した
(借方)売掛金500(貸方)売上500
✗2年3月10日、上記A社が倒産した
(借方)貸倒損失500(貸方)売掛金500
✗2年4月1日、A社から500円現金で回収した
(借方)現金500(貸方)償却債権取立益500
*償却債権取立益は収益
期中取得と期中売却
✗2年1月1日、130万円の建物を掛けで購入した
(借方)建物1,300,000(貸方)未払金1,300,000
「耐用年数10年」「残存価格10万円」
✗2年3月31日が終了し決算になった
(借方)減価償却費30,000(貸方)減価償却費累計30,000
✗3年3月31日が終了し決算になった
(借方)減価償却費120,000(貸方)減価償却費累計120,000
✗3年5月31日、上記建物を110万円で売却した(掛け)
(借方)建物減価償却費累計150,000(貸方)建物1,300,000
(借方)減価償却費20,000
(借方)未収入金1,100,000
(借方)固定資産売却損50,000
月次決算とは?
⇔期末決算(本決算)
減価償却は正確な計算は期末決算でのみ
月次決算では概算の数値で行う
✗1年5月1日になったので4月の月次決算をおこなう
減価償却費については✗1年度の年間額は120万円と
見積もられた
(借方)減価償却費100,000(貸方)減価償却費累計100,000
(5月月次以降も同様)
✗2年3月31日が終了し決算となった
年間の減価償却費を計算したところ125万であった
(借方)減価償却費150,000(貸方)減価償却費累計150,000
【今回の練習問題をやってみましょう!】
(期末日はすべて3月31日とします)
まずは基本の【第1部】(Q6まで)
Q1:×2年3月31日が終了し決算になった。×1年4月1日に購入した機械装置(取得価額100万円、耐用年数9年、残存価額10万円)の減価償却の仕訳は?
(借方)減価償却費100,000(貸方)機械装置減価償却費累計100,000
*機械や装置は機械装置
Q2:Q1の機械装置について、×3年3月31日終了後の決算でつくられる減価償却の仕訳は?
(借方)減価償却費100,000(貸方)機械装置減価償却費累計100,000
Q3:(Q1およびQ2の続き) ×3年4月1日、上記機械装置を、50万円で販売し、代金は後日受け取ることにした。仕訳は?
(借方)減価償却費累計200,000(貸方)機械装置1,000,000
(借方)未収入金500,000
(借方)固定資産売却損300,000
Q4:
①×2年3月1日にB社に100円の商品を掛け販売した。
②×2年3月3日、B社が倒産し上記売掛金が貸倒れた。
仕訳は?
①
(借方)売掛金100(貸方)売上100
②
(借方)貸倒損失100(貸方)売掛金100
Q5:×2年3月31日が終了し初めての決算になった。売掛金および受取手形の残高合計100,000円について、来期に2%が貸倒れると見積もった。仕訳は?
(借方)貸倒引当金繰入2,000(貸方)貸倒引当金2,000
Q6:
①×2年3月1日にB社に100円の商品を掛け販売した。
②×2年4月3日、B社が倒産し上記売掛金が貸倒れた。
仕訳は?
(なお、×2年3月31日を期末日とする決算において、決算整理仕訳は適切にすべて行われたものとし、貸倒引当金残高は充分あるものとする)
①
(借方)売掛金100(貸方)売上100
②
【ここから先は第2部です】
Q7:×4年5月1日、得意先C社が倒産した。なおC社に対する売掛金は300円であり、このうち100円は前期中に販売したものであり、残り200円は当期中に販売したものである。なおこの時点で貸倒引当金残高は1,000円ある。仕訳は?
(借方)貸倒損失200
Q8:×8年3月31日が終了し決算となった。売掛金および受取手形の残高合計100,000円について、来期に2%が貸倒れると見積もった。なおこの時点で貸倒引当金残高は3,000円ある。仕訳は?
Q9:
①×2年3月20日、得意先A社に商品300円を掛け販売した。
②×2年3月25日、A社が倒産し上記売掛金が貸倒れた。
③×2年3月30日、上記売掛金のうち100円が現金で回収された。
仕訳は?
①
(借方)売掛金300(貸方)売上300
②
(借方)貸倒損失300(貸方)売掛金300
③
(借方)現金100(貸方)貸倒損失100
Q10:
①×2年3月20日、得意先A社に商品300円を掛け販売した。
②×2年3月25日、A社が倒産し上記売掛金が貸倒れた。
③×2年4月1日、上記売掛金のうち100円が現金で回収された。なおこの時点で貸倒引当金残高は500円である。
仕訳は?
①
(借方)売掛金300(貸方)売上300
②
(借方)貸倒損失300(貸方)売掛金300
③
(借方)現金100(貸方)償却債権取立益100
Q11:×2年3月1日に120万円のパソコンを購入したため、×2年3月31日終了時点の決算において減価償却を行う(耐用年数10年、残存価額0円)。
仕訳は?
(借方)減価償却費10,000(貸方)減価償却費累計10,000
Q12:(Q11の続き)×2年5月31日、上記パソコンが不要になったのでほとんど使っていないが売却することにし、100万円で売却し、代金は後日受け取ることとした。仕訳は?
(借方)減価償却費累計10,000(貸方)備品1,200,000
(借方)減価償却費20,000
(借方)未収金1,000,000
(借方)固定資産売却損170,000