YOUTUBEで簿記3級独学⑦ 純資産(資本金、利益準備金、繰越利益剰余金)
簿記3級独学応援っ!⑦純資産(資本金、利益準備金、繰越利益剰余金)✅株式会社設立時✅増資時✅利益準備金へ振替
資本金とは
会社は株式を発行して
投資家が株を買って
お金を得る
株主=会社の所有者
A株式会社設立にあたり
株式10,000株を、1株あたり
1,000円で発行し、
投資家から全株式の払込をうけた
(当座預金に入金させた)
(借方)当座預金10,000,000(貸方)資本金10,000,000
*資本金は純資産
純資産は姿かたちもないし債務でも債権でもない
設立から5年後、A株式会社は
さらに5,000株を1株あたり
3,000円で発行し、投資家から
全株式の払込を受けた
(当座預金に入金させた)
(借方)当座預金15,000,000(貸方)資本金15,000,000
*設立時から経過後に株式を発行することを増資という
資本金は今まで出資された金額の累積値
→企業規模を測ることができる参考値
簿記の学習において
会社法が絡んでくる
・株式発行
・株主総会の開催・決議
・利益の処理
などなど
①繰越利益剰余金とは
収益合計 50,000,000円
費用合計 40,000,000円
当期純利益10,000,000円
*損益計算書で計算
(借方)諸収益50,000,000(貸方)損益50,000,000
(借方)損益40,000,000(貸方)諸費用40,000,000
(借方)損益10,000,000(貸方)繰越利益剰余金10,000,000
*もうけのこと
繰越利益剰余金とは
今まで得た利益の累積値
繰越利益剰余金の一部を変更しなさい
3,000万ある繰越利益剰余金のうち
500万円を利益準備金にしなさい
(借方)繰越利益剰余金5,000,000(貸方)利益準備金5,000,000
簿記的には単なる勘定科目の変更にすぎない
3級の純資産まとめ
資本金
➡株主から払い込まれた金額
繰越利益剰余金
➡当期純利益の金額
➡繰越利益剰余金の一部を振替
(会社法の要請)
銀行借入れの資金調達は
返済義務有り➡負債
株式発行による資金調達は
返済義務無し➡純資産
【今回の練習問題をやってみましょう!】
あまり理解できなかった方も、以下の練習問題を見てみればそこでわかると思います。
1回目は答えを見てOKです!
Q1:株式会社は『①』を発行する。『①』を買い取った者は『②』という法的立場を獲得する。
株式、株主
Q2:会社設立に際し、株式10,000株を1株1,000円で発行し、投資家から当座預金に入金された。仕訳は?
(借方)当座預金10,000,000(貸方)資本金10,000,000
Q3:
会社設立後8年目に、あらたに株式を10,000株発行し(1株1,000円)、既存株主に買い取ってもらい、当座預金に入金された。仕訳は?
(借方)当座預金10,000,000(貸方)資本金10,000,000
Q4:
会社法の規程に従い、繰越利益剰余金1,000,000円を利益準備金にした。仕訳は?
(借方)繰越利益余剰金1,000,000(貸方)利益準備金1,000,000
Q5:
当期1年間での収益は、「売上」が1,000円、「受取手数料」が100円のみであり、費用は、「給料」が800円、「支払利息」が200円のみであった。収益の勘定科目と費用の勘定科目を「損益」勘定に振り替える仕訳は?
収益合計 1,100円
費用合計 1,000円
当期純利益100円
(借方)売上1,000(貸方)損益1,100
(借方)受取手数料100
(借方)損益1,000(貸方)給料800
(貸方)支払利息200
Q6:上記Q5において、「損益」を振り替える仕訳は?
(借方)損益100(貸方)繰越利益剰余金100
Q7:横浜商店は個人商店で経営されている。この商店には、会社法の規程により代表取締役社長がいる?
いない