YOUTUBEで簿記3級独学④ 商品売買


簿記3級独学応援っ!④商品売買 『三分法の仕訳がメッチャわかる!』✅三分法✅クレジット売掛金✅移動平均法✅諸掛り

 

商品の売買   商品以外の売買

売掛金   ⇔ 未収入金

買掛金   ⇔ 未払金

 

分記法

9月1日、商品1個を80円で現金購入した

(借方)商品80(貸方)現金80

9月8日、上記商品を100円で現金販売した

(借方)現金100(貸方)商品  80

       (貸方)商品売買益20

*商品と商品売買益に分けるので分記法

 

三分法

9月1日、商品1個を80円で現金購入した

(借方)仕入80(貸方)現金80

9月8日、上記商品を100円で現金販売した

(借方)現金100(貸方)売上100

       

仕入、売上、繰越商品の3つに分けるので三分法

(費用)(収益)(資産)

 

三分法の仕入練習問題

①1個800円の商品を10個、掛けで購入した

(借方)仕入8,000(貸方)買掛金8,000

 

②①の代金を、小切手を振り出して支払った

(借方)買掛金8,000(貸方)当座預金8,000

 

③①の商品8個を1個2,000円で掛け販売した

(借方)売掛金16,000(貸方)売上16,000

 

④③の売掛金を全額、先方振出の小切手で回収した

(借方)現金16,000(貸方)売掛金16,000

 

商品売買のその他の論点

・付随費用(取引の費用、発送費)

・返品(返品する、される)

・原価・有高の算定

・前払金と前受金

・クレジットカードでの販売

 

●付随費用(取引の費用、発送費)

A社はB社へ100円の商品を掛け販売した

なおB社は発送費用10円を現金で運送業者に支払った

(発送費用はB社負担という契約である)

A社側

(借方)売掛金100(貸方)売上100

B社側

(借方)仕入110(貸方)買掛金100

        (貸方)現金10

 

A社はB社へ100円の商品を掛け販売した

なおA社は発送費用10円を現金で運送業者に支払った

(発送費用はB社負担という契約である)

A社側

(借方)売掛金100(貸方)売上100

(借方)立替金10(貸方)現金10

B社側

(借方)仕入110(貸方)買掛金110

 

A社はB社へ100円の商品を掛け販売した

なおA社は発送費用10円を現金で運送業者に支払った

(発送費用はA社負担という契約である)

A社側

(借方)売掛金100(貸方)売上100

(借方)発送費10(貸方)現金10

B社側

(借方)仕入100(貸方)買掛金100

       

 

●返品(返品する、される)

 5月1日、商品(単価100円)を10個掛けで仕入れた

(借方)仕入1,000(貸方)買掛金1,000

5月2日、昨日仕入れた商品のうち、1個が色違いであったため返品した

(借方)買掛金100(仕方)仕入100

*返品は仕入た時の反対仕訳をするだけ

 

 5月1日、商品(単価100円)を10個掛けで販売した

(借方)売掛金1,000(貸方)売上1,000

5月2日、昨日販売した商品のうち、1個が色違いであったため返品された

(借方)売上100(仕方)売掛金100

*返品は仕入た時の反対仕訳をするだけ

 

●原価・有高の算定

5月10日、商品(単価100円)を20個仕入れた

5月16日、商品(単価100円)を10個仕入れた

5月20日、商品を1個販売した(売価200円)

➡販売した商品の仕入れ値はいくら?

 

先に仕入れたものから

100円

→先入先出法

 

平均をとる

(2,000+1,300)÷30=110

移動平均

 

●前払金と前受金

売り主側の仕訳

6月1日、1万円の商品売買の際に、

前もって1,000円の手付金が現金で支払われた

(借方)現金1,000(仕方)前受金1,000

*前受金は負債

6月8日、残額が現金で支払われ、商品の引き渡しが行われた

(借方)現金9,000(仕方)売上10,000

(借方)前受金1,000

*商品を受け渡すまでは売上・仕入を計上してはいけない

 

買い主側の仕訳

6月1日、1万円の商品売買の際に、

前もって1,000円の手付金が現金で支払われた

(借方)前払金1,000(仕方)現金1,000

 *前払金は資産

6月8日、残額が現金で支払われ、商品の引き渡しが行われた

(借方)仕入10,000(貸方)現金9,000

 

         (貸方)前払金1,000

 

●クレジットカードでの販売

売主側

2月2日、A社はB社に1万円の商品をクレジットカード払いで販売した。

なお信販会社の手数料は売価の2%であり、

商品販売時に手数料を計上する

(借方)クレジット売掛金9,800(貸方)売上10,000

(借方)手数料200

2月22日信販会社C社はA社の当座預金口座へ振り込んだ

(借方)当座預金9,800(貸方)クレジット売掛金9,800

 

 

【今回の『商品売買』の練習問題をやってみましょう!】
あまり理解できなかった方も、以下の練習問題の仕訳を見てみればそこでわかると思います。
全10問!
8問以上正解すればすでにアナタは「商品売買」はほぼOK!
1回目は答えを見てOKです!
(商品売買についてはとくに指定がなければ三分法で仕訳して下さい)

Q1:
6,000円の商品を購入し、代金は小切手2,000円を振り出し、残額は月末払いのツケとした。仕訳は?

(借方)仕入6,000(貸方)当座預金2,000

        (貸方)買掛金4,000

 

Q2:
商品(仕入値5,000円)を8,000円で販売して、代金は月末払とした。
①分記法での仕訳は?
②三分法での仕訳は?

 

(借方)売掛金8,000(貸方)商品5,000

         (貸方)商品売買益3,000

(借方)売掛金8,000(貸方)売上8,000

 

Q3:
商品300円を掛けで仕入れた。その際、自己負担の引取手数料として現金10円を払った。仕訳は?

(借方)仕入310(貸方)買掛金300

        (貸方)現金10

*ブツを買うためにかかった諸経費は取得原価に含める

 

Q4:
商品300円を掛けで販売し、その際買主負担の引取運賃20円を現金で支払った。
①「立替金」を用いる場合の仕訳は?
②「立替金」を用いない場合の仕訳は?

(借方)売掛金300(貸方)売上300

(借方)立替金20(貸方)現金20

(借方)売掛金320(貸方)売上300

         (貸方)現金20

 

Q5:
6月1日、単価100円の商品を10個仕入れた。
6月8日、単価120円の商品を30個仕入れた。
6月20日、商品1個を150円で販売した。
では、6月20日に販売した商品の仕入れ値はいくら?(先入先出法)

こたえ

100円

 

Q6:
6月1日、単価100円の商品を10個仕入れた。
6月8日、単価120円の商品を30個仕入れた。
6月20日、商品2個を1個あたり150円で販売した。
では、6月20日に販売した商品の仕入れ値合計はいくら?(移動平均法)

こたえ

230円

 


Q7:
1万円の商品を販売した(顧客に引き渡した)。なお手付金として前もって1,000円が当座預金に入金されており(記帳済み)、残額は掛けとした。仕訳は?

(借方)前受金1,000(貸方)売上10,000

(借方)売掛金9,000

        

Q8:
オフィス機器を扱う葛飾商店は、パソコンショップである野田商店にパソコンを3台販売した(売価は1台20万円、代金は来月末に支払うこととした)。
野田商店は当該パソコンを自商店内の事務所で使用するために購入した。
① 野田商店側の仕訳は?
葛飾商店側の仕訳は?

 

(借方)備品600,000(貸方)未払金600,000

(借方)売掛金600,000(貸方)売上600,000

*野田商店にとっては備品。葛飾商店にとっては商品

 

Q9:
9月1日、昨日掛け販売した商品(売価は1個300円、10個販売した)が2個返品された。仕訳は?

(借方)売上600(貸方)売掛金600

 

Q10:
次の連続した取引のB商店側の仕訳は?
×1年2月22日、B商店がA商店へ20,000円の商品をクレジット払いで販売した。信販会社C社の取扱手数料は販売代金の3%である。なお信販会社C社への手数料は販売時に計上する。
×1年2月28日、信販会社C社からB商店へその代金が当座預金へ支払われた。
×1年3月20日、A商店はC社へ20,000円を現金で支払った。

 

(借方)クレジット売掛金19,400(貸方)売上20,000

              (貸方)手数料600

(借方)当座預金19,400(貸方)クレジット売掛金19,400

 

Q11:
商品(売価10,000円)を掛けで販売した。なお売主負担の運送費用300円を現金で支払った。仕訳は?

(借方)売掛金10,000(貸方)売上10,000

(借方)発送料300  (貸方)現金300

 

 

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