要約アウトプット【 TikTok 最強のSNSは中国から生まれる 黄未来】

TikTok 最強のSNSは中国から生まれる

著者:黄未来
出版日2019年10月30日
ジャンル:グローバル

 

 

 

スマートフォンの普及は中国社会を変えた
ひとつがキャッシュレス、もう一つが動画だ
特定の地方や都市ではなく中国全土が動画の国と化している

中国は政府によって情報管理がされている
よって外国のサービスや今テンスが遮断されてきた
これによりGAFAをはじめとするIT先進企業は
中国への本格進出を断念してきた
その結果中国では14億人という世界最大の市場で
無数のスタートアップが登場し、
独自のイノベーションが進んできた
そのチャイナイノベーションの最前線に存在するのが
動画配信サービスTiktokだ


Tiktokは中国メディア企業バイトダンス社が運営する
15~60秒のショートムービーを投稿・閲覧できるSNSだ

いま世界的にテキストから画像・動画へとシフトする
流れがある
文字よりも画像、画像よりも動画と
人々はより情報量の多いコンテンツを求めている

テキストは持ち運びやすさにおいて
動画よりも優位性を保っていた
しかしスマートフォンの普及によってそれも崩れた
中国ではすでに動画がテキスト優位だった分野に
浸食している。
学習や商品レビューなどの情報収集の際には
当たり前のように動画が利用されている


Tiktok最大の特徴はレコメンド機能だ
ユーザーは自分で見たい動画を探す必要すらない
何もしなくてもコンテンツが次々と表示される
これはバイトダンス社が誇る強力な機会学習技術によるものだ
業界全体でも検索からレコメンドへの変化する
動きが起きてきている


新しいサービスを開始する際は
まず新しいものに親しみやすい
10代のユーザーを取り込むのがセオリーだ
若い層で流行すればビジネスとして
注目が集まるようになり
上の世代でも取り込める
これをリフトアップという

日本でもTiktokはまず若い世代に流行した
これからはリフトアップがなされるだろう
若年層の消費力は限定的なので
リフトアップはビズネスとして成功するためには必須だ

SNSでリフトアップするためには
今テンスの多様化が欠かせない
最近では日本でも
スポーツ新聞や政党のアカウントがTiktokに参入し
大人向けの今テンスを配信している
企業によるTiktokを利用したマーケティング
すでに行われている


ショートムービーは
インフルエンサーとの相性がいい
結果ショートムービーが社会に浸透した
中国ではインフルエンサーの影響力が日々強くなっている
新しい消費財や飲食店を流行らせるために

 

 

インフルエンサーの活用は必須なのだ

インフルエンサーに求められるのは
ポジショニングとユニークネスそして
複数のプラットフォームを横断的に活用すること

インフルエンサーマーケティングが社会に浸透すると
影響力のあるインフルエンサーへの報酬が行動し
最終的にはインフルエンサーマーケティング
資金力のある企業にしか活用できなくなる

Tiktokがより成熟したプラットフォームになるためには
多彩なジャンルのコンテンツを持ち
幅広い年齢・属性のユーザーにアピールすることが欠かせない
また稼げる仕組みがなければ
インフルエンサーもコンテンツづくりに注力できない

インフルエンサーが稼げるようになるという意味でも
プラットフォームとしてマネタイズを強化する意味でも
ライブ配信機能の実装は不可避と言える

 

 

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