要約アウトプット【 革命のファンファーレ 西野亮廣】

改革のファンファーレ
現代のお金と広告

著者:西野亮廣
出版日2017年10月4日
ジャンル:マーケティング

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革命のファンファーレ 現代のお金と広告

ネットとスマホの普及で
距離や時間の壁がなくなった
時代が目まぐるしく変化している
この変化の波を乗りこなすには
好きなことを仕事化するしかない

大事なのは常識のアップデート
自分自身で周りで起こっている変化を
学び、実践し、変化に対応していく
変化しなければ死んでいくだけだ

絵本「えんとつ町のプペル」の
制作費用は
クラウドファンディング集めてた
大前提としてお金とは
信用を数値化したものであること
クラウドファンディング
信用をお金化する装置だ

テレビではこうは行かない
テレビタレントのギャラは
スポンサーから支払われる
好感度が求められ、
自分にいつも正直とはいかない
だがそれは今やツイッターなどで
真実はなにかが丸わかりだ

だからいくら認知や
好感度が高まっても
タレント本人の信用は
一切上がらない
人気タレントではなく
認知タレントである

クラウドファンディング
大事なのは信用だ
そのためには自分に正直に、
そして嘘をついてはいけない

大切なのは嘘をつかないでよい
環境を作ること
人が嘘をつくのは
つかざる負えない状況に
環境にいるからだ

著者はそうそうに
好感度ビジネスをやめ
代わりに
オンラインサロンをはじめた
オンラインサロンの場合は
意思を明確に表明する覚悟と
その背景にある考え方を知るために
お金が支払われる

クラウドファンディング
オンラインサロンといった
信用をお金に変えるものの登場で
正直者がバカを見る時代は終わった


これまで何かを売るには
場所代が必要だった
それは土地に限りがあったからだ
だがインターネットの普及によって
こうした物理的制約が破壊され
あらゆるものが無料化された


2017年1月19日
著者はお金の奴隷解放宣言渡渉して
えんとつ町のプペル」の
全ページを無料公開した

これには多くの批判が集まった
だがこの批判は時代錯誤だった
無料公開により
絵本の売上は上ったのだ

無料公開をすると
作品にお金を払うという
意識が薄まる
これに対し
著者は明確に反論する

TVアニメはそもそも無料公開だ
視聴した人がそのアニメの
映画やグッツ、イベントなどに
お金を払う
その売上がスポンサーに入る
価値あるものを
無料公開することで
ファンが生まれ
巡り巡って制作に関わった
声優やスタッフにお金が入る

これはツイッター
グーグルも同様
一見無料の用に見えても
マネタイズのタイミングを
後ろにずらしているにすぎない
入り口を無料にすれば
ユーザーが増える
多くの人が利用しているという
価値を生み
さらに大きな売上に繋がる

著者が取ったのは
フリーミアム戦略」である
フリーミアムとは
基本的なサービスや制作は
無料で提供し、
さらに高度な機能や
特別な機能については
課金するというビジネスモデルだ

こうしたお金の流れを学ばずに
過去の常識にとらわれている人は
お金によって行動の選択肢が
狭められてしまっている
まさにお金の奴隷だ


作品の無料化が進むと
エンタメ業界は
完全な実力社会になる
実力が可視化されると
売上を伸ばす人間と
落とす人間の二極化となるからだ

無料化はもっと実力を
クリアにしようぜという提案だ
この時代で1番効果のある広告は
作品のクオリティをあげることだ


著者は「えんとつ町のプペル」を
著作編フリーにした
その目的はこの絵本を
一人でも多くの人に届けること

権利を開放して
できるだけ多くの人に
無料で使ってもらう
それが多くの人の生活を支え
感謝や信用をためて行く
そうすればクラウドファンディング
オンラインサロンといった
信用をお金に変える装置で
必要にに応じて
お金に変えればいいのだ

これからは貯金の時代から
信用を貯める貯信の時代になる

ものやサービスを広く知らせ
人の関心を惹きつけたいのなら
自分のファンの外側に届ける
仕掛けが必要
現在は国民総クリエイター時代
ここでのクリエイターは
情報発信者ということだ
ツイッターやインスタ
フェイスブックなど
面白いものがあれば
それぞれの方法で情報を発信できる

ヒットを生み出すには
この情報発信者
セカンドクリエイターの創造性を
揺さぶることが大事だ

絵本「えんとつ町のプペル」の
ページは正方形だ
これはインスタにアップしやすいから

確実にヒットを生むには
数十、数百のし掛けが
欠かせない

努力が足りていない努力は努力ではない
時代にあっていなければ
軌道修正しなければならない

常識を疑い
実践し、修正点をあぶり出す
伸ばすべきポイントを
徹底的に伸ばす

それを繰り返した先に未来がある


革命のファンファーレ 現代のお金と広告

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